電信柱の土地は誰のものなのか
電信柱というのは実は正しい呼び方ではないんです。
正確には、電力会社が立てている「電力柱」、NTTの「電話柱」、そして双方の「共架柱」などがあって、それらをまとめて一般的に「電信柱」と呼んでいます。
この電信柱の立っている土地は大きく分けて2種類あります。
一つは、国道や都道府県道などの公共の土地で、もう一つは宅地、田畑、私道などの個人の私有地です。
どちらの土地の場合も、電信柱の土地は借りています。
公共の土地の場合は、国や地方自治体の道路管理課に「道路占用許可」の申請を出し、許可を受けて「占用料」を払って借りることになります。
個人の私有地の場合は、個人との賃貸契約を結び、年間電信柱一本あたりいくらという形で「使用料」を払って借りることになります。
ちなみに、契約期間は公共の土地は10年で、個人の私有地は15年くらいです。
期限が切れたらその都度更新をして、その土地を借り続けます。